リスト ため息

2020/01/28

ハンガリーの作曲家、フランツリストが書いた

3つの演奏会用練習曲の1曲。

うちの生徒さんが弾いています。

 

話はちょっと変わりますが

日本では昔から

ため息をつくと幸せが逃げる」

なんて言いますが、

崩れた自律神経の働きを回復させようとする、体の作用なんだとか。

 

この作品も正にそんな感じ!?を私は受けます。

 

とはいえ、表現力、そしてテクニックを鍛える練習曲。

しかもリストの作品ですから

簡単に弾けるわけではありません。

メロディの邪魔にならないように

伴奏も弾かなければなりません。しかも

この伴奏が結構難しかったりします。

メロディラインも乱暴にならないよう

手首を柔軟に使って弾くといいですよね。

プロの方の音源を聴いていると

途中リスト自身が書いたカデンツァが

演奏されることが多いみたいですね。

 

リストが書いた「エステ荘の噴水」が

のちのフランス印象派主義に多大な影響をあたえたと

よく言われていますが、

この「ため息」も

印象派っぽいとこあるなーと思うのは

私だけでしょうか?