2020/11/16
過去に、電子ピアノとアコースティックピアノの違いを書きました。
https://www.shunotaki.com/blog/308
それの追加情報です。
電子ピアノで練習している生徒さんがみなさんそろって
「楽譜、もっと近くに置けませんか?」と言うんです。
なんでも、電子ピアノについている譜面立ては、とっても近いんだとか!
これには気づかなかったなぁ!
もちろん、ものによって大分違うとは思うのですが・・・
それから、ソフトペダル!!
ピアノについている、左のペダルです。
用途としては、ざっくり言うと、より小さい音を出すためのもの。
グランドピアノでは、このペダルを踏むと、鍵盤が右に少しスライドします!!!
これにより、ハンマーが弦にあたる時に少しずれてあたるので
くぐもった、もこもこした音が出せます。
詳しくは、
http://www.ones-will.com/blog/performance/22527/
ピアノで音色を変えられる唯一の方法です。
使わない手はないですね!
基本、PP(ピアニッシモ)と書かれたところで
使うことが多いです、が、、そんな単純なものでもないみたいです。
小さい音だけど、もこもこじゃなくて、音にツヤがほしい場合は
ソフトペダルなしでタッチだけでPPを出さなければならない曲もあります。
逆に、ドビュッシーのオクターブのためのエチュードでは
ソフトペダルを踏みつつFF(フォルティッシモ)強く弾く指示があります。
更に!!イタリアの巨匠ミケランジュリは、
ソフトペダルを浅く踏んだりして
独特の音響効果を出していたそうな!もう神業です!
電子ピアノではこの、
ソフトペダルを使った独特の音がまだ表現できてないんじゃないかな~??
鍵盤が右に動くこともないですしね~。。
ちなみにアップライトピアノの場合はというと、
鍵盤が右にスライドすることはありません。
ハンマーが弦に近づき、音が小さくなります。
が、グランドピアノほど音色は変わらないかも。。
ソフトペダルも奥が深いです!